内見当日までに「複数物件」を候補にしておきたい3つの理由|谷島なりに解説
理由① 都心の良物件は数時間〜数日で申込が入る
ポータルサイトやKATAROKUのような物件検索サイトで「この物件良さそう」とお客様が思った時点で、同じ時間帯に数十人〜数百人が同じ物件を見ていると考えて差し支えありません。特に以下の条件を満たす物件は、掲載から24〜72時間で申込が入ることが日常的です。
- 駅徒歩5分以内
- 築年数5年以内
- 1LDK以上で、賃料相場より割安
- フリーレントや仲介手数料無料などのキャンペーン対象
- 人気エリア(港区・中央区・渋谷区などの主要駅)
お問い合わせをいただいた瞬間は空室でも内見予約を取った翌日や当日朝に別の方でお申込が入りお部屋をご覧いただけない形で終了してしまう。これは仲介会社の段取りの問題ではなく市場のスピードそのものが早いということが原因です。複数候補を持っておくことで、1件が埋まっても別の1件で進められます。
理由② 1件だけだと「相対評価」ができない
内見をして「この部屋は良い物件ですか?」とよくご質問をいただきます。残念ながら、1件だけご覧になった状態では、その物件が自分にとって良いのか悪いのか客観的に判断しづらいのが実情です。
同じ賃料帯・似た立地の物件を2〜3件比較することで、初めて以下のような軸がクリアになります。
- 天井高・採光・窓からの眺望は、同価格帯でどれくらい差があるのか
- 共用部(エントランス・エレベーター・ゴミ置き場)の水準差
- 駅までの実際の体感距離(同じ徒歩5分でも道のりが違う)
- 自分が妥協していい条件、絶対に譲れない条件の再確認
複数物件を見ることで「これにする」という確信を持って申込に進めます。逆に1件だけだと、後から「もっと良いのがあったかも」と迷いが残り、入居後の満足度にも影響します。
理由③ 同日にまとめて内見するほうが効率がよい
複数物件の内見は別日に分けるよりも同じ日・同じ時間帯にまとめるのがおすすめです。理由は次のとおりです。
- 移動時間・交通費が1日分に集約できる
- 同じ曜日・時間帯なので、駅や街の混雑具合・雰囲気を同条件で比較できる
- 記憶が新しいうちに比較できて、印象が薄れない
- 担当者との打ち合わせも1日で完結する
- 数日に分けると初日に見た物件がなくなる可能性がある(これ重要)
1日で3〜4件回るのは体力的にも問題なく、むしろ「この後に見るあの物件と比べてどうか」という視点で各物件を評価できるため、判断の質が上がります。
ポイント:物件ごとに仲介会社を分ける必要はありません
よくあるご質問
「A社で見つけた物件とB社で見つけた物件を、それぞれの会社にお願いしないといけないのでは?」
→ その必要はありません。1つの仲介会社にまとめて依頼できます。
賃貸仲介会社が取り扱える物件は、業界内の物件情報ネットワーク(レインズ等)を通じて多くが共通化されています。つまり、どの仲介会社からでも同じ物件の紹介・内見予約・申込代行が可能です。お客様が別々のポータルサイトで見つけた複数の物件も、1社の担当者に「これとこれとこれ、内見したい」とまとめてお伝えいただければ、段取りを組みます。
むしろ複数社にバラバラで依頼すると、以下のような不利益が生じます。
- 内見日程が各社バラバラで、同日にまとめにくい
- 同じ物件を複数社経由で問い合わせると、申込や審査に影響を与えるリスク
- 担当者にご要望の全体像が見えず、提案精度が落ちる
信頼できる1社に候補をまとめて伝えたほうが、結果的にスピードも対応品質も上がります。
理想的な候補数は2〜4件
少なすぎると本記事の理由①②③に該当するリスクがあり、多すぎると1日で回りきれず記憶が混濁します。経験則として、2〜4件が現実的な最適解です。
✓ 2件
最低ライン。第一志望が消えた場合の保険として1件、比較のための1件。
✓ 3件
推奨ライン。相対評価の精度が最も高まる件数。1日で無理なく回れる。
✓ 4件
上限目安。時間的にタイト。事前に絞り込み条件を整理しておく必要あり。
まとめ
内見当日までに複数物件を候補にしておくことは、仲介会社にとっての都合ではなく、お客様ご自身が納得のいくお部屋探しをするための前提条件です。市場のスピード・相対評価・当日の効率、いずれも複数候補があってはじめて成立します。そして物件ごとに仲介会社を使い分ける必要はなく、信頼できる1社にまとめて相談するのがスピード・精度ともに最善です。
候補物件の選定からまとめてご相談ください
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