賃貸仲介会社はどこに問い合わせる?失敗しない選び方とNG行動3つ

お部屋探し

谷島 直樹

筆者 谷島 直樹

不動産キャリア7年

賃貸物件探しはスピードが特に大事だと思っております。お客様を待たせること無くご希望の物件までたどり着けるようサポートいたします。レスポンス最速なのでお部屋探し中はスマホを手放さないようにしてくださいね!

物件ごとに仲介会社を分ける人の気持ち|果たして「バカなる」な高度戦略なのか

部屋探しをしていると、こういう動き方をする人がいます。

  • 物件AはA社に問い合わせ

  • 物件BはB社に問い合わせ

  • 物件CはC社に問い合わせ

中の人からすると正直こう思います。

メリットがほぼ無いのにな。
コミュニケーションコストは増えるし情報は錯綜するし正直会社ベースで優先度も下がる。
良いことが少ない。

…なのにやる人が一定数以上いる。
ここの気持ちを考えてみると営業マンとお客様のすれ違いが減らせられるかも。。


これには「気持ち」と「合理性っぽさ」があります。
そして条件次第では“部分的に合理的”に見える局面もあります。


なぜ物件ごとに業者を分けたくなるのか(気持ちは分かる)

1) 「問い合わせ先=その物件に強い会社」だと思ってしまう

ポータルを見ると「この物件はこの会社が載せてる」ように見える。
だから掲載している会社に問い合わせるのが一番早いと思ってしまう。

これは自然な心理です。

2) 「比較するために複数に聞く」=賢い消費者ムーブに見える

家電や車なら相見積もりは合理的。
そのノリで「不動産も複数社に聞いた方が得」と考える。

これも分かる。

3) 「囲い込み・おとり・対応の悪さ」への自衛

嫌な経験があると1社に絞るのが怖くなる。
だから分散してリスクヘッジする。

これも感情としてはめちゃくちゃ合理的。


じゃあ“経営戦略的に高度”なのか?(結論:ほとんどは高度じゃない)

ここははっきり言う。
ほとんどの場合“高度な戦略”ではなく情報不足が生む最適化の錯覚に感じます

なぜなら賃貸仲介は構造的に流通物件の多くはどの会社でも紹介できる

  • 差は「情報の速さ」と「担当の質」になりやすいからです。

物件ごとに窓口を分けても得られる差分が薄い。
それなのにコストだけはかなり増える。


“一見合理的”が成立するのはどんな時か(例外条件)

次のケースだけは「分ける」が合理的になり得ます。

例外①:完全に専任っぽい特殊物件(管理会社直系・元付色が強い等)

本当にその会社(掲載元)しか触れない物件。
ただし都内賃貸では頻度は高くない。

例外②:あなた側が“超上客”で複数社に同時並行で圧をかけられる

たとえば法人契約で決裁が早い属性が強い多いなど。
「この人は決めたい」と思わせられるなら複数社運用でも回る。

でも普通の個人の部屋探しでは、再現性は低いです。

例外③:短期決戦で1物件だけ取りに行く(他は捨てる)

候補がほぼ1つでそこがダメなら条件を変えるみたいなケース。
この場合は最短でその物件の状況を確認するために分けてもいい。

ただしこれも“例外運用”。

だし決め打ちでダメであった場合でもそこの営業マンが出来る人であればそのまま任せた方がよいと考える。


実際のところ物件ごとに業者を分けると何が起きるか(中の人の解釈)

1) コミュニケーションコストが爆増する

問い合わせ先が増えるほど

  • 返信の整理

  • 内見日程の調整

  • 条件説明の重複

  • 書類の準備

が増える。結果意思決定が遅れる気がします。
遅れた瞬間に良い物件ほど消える。

2) 情報が食い違って“疑心暗鬼”になる

A社「空いてます」
B社「申込み入ってます」
C社「条件変わりました」

窓口が増えるほどニュアンスの伝え方も人それぞれ。

矛盾が増えて判断が止まります。

3) 営業マン側の優先度が下がる(これが一番痛い)

営業マンは人間なので当然こう判断しがち。

  • 「この人は複数社で動いてる=成約確度が低い」

  • 「他社で決まるかもしれない」

  • 「だったら優先度は下げよう」

空室確認も提案も遅く、しなくなる。

分けるほど自分で不利にしていく構造にみえます。


じゃあどうするのが一番“合理的”なのか

結論はシンプルかつポジショントーク。

問い合わせは出来る営業マンだった場合はなるべく1本化(主担当を1人決める)
そのうえで、“空室確認”を早く正確にする

  • 条件の優先順位を整理する

  • 代替案も含めて勝ち筋を作る

この方が勝率が上がります。

どうしても怖いなら完全に分散ではなく主担当:1社

  • 保険:もう1社(最終手段)までが現実的な落としどころです。


まとめ|分けたくなる気持ちは分かる。でも勝率は落ちやすい

物件ごとに業者を分ける動きは

  • 賢く見える

  • 自衛に見える

  • “その物件に強い会社”に見える

という心理で起きます。

ただ賃貸仲介の構造上多くの場合は 得られる差分より失うコストの方が大きい

合理性の最適解は物件を探すより先に、主担当を決めて情報を一本化することです。

問い合わせ先で迷っている方へ

「複数社に聞いた方がいいの?」「主担当はどう選ぶ?」など、
今の状況を整理するだけでもOKです。
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