「確実に内見できますか?」に、確実に答えたい話|賃貸はタイミングもあるゲームです
「確実に内見できますか?」に、確実に答えたい話|賃貸も確率のゲームです
たまにこういう質問をいただきます。
「確実に内見できますか?」
結論から言うと確実とは言えません。
……と言うと「不動産屋ってふわっとしてるよね」「はい囮きました~」みたいな空気になることがある。
でもこれって不動産屋が曖昧なんじゃなくて賃貸という市場そのものがリアルタイムで動いているだけなんです。
そもそもこの世に確実ってそんなにあります?
「確実に内見できる?」って気持ちは分かります。
忙しい中で時間を作って移動して内見して…その結果「さっき決まりました」はキツい。
だから確実性が欲しい。これは合理的です。
ただ冷静に考えると人生って“確実”より“確率”。
明日の天気すら確実じゃないのに申込みが入った瞬間に消える賃貸が確実なわけがない。
(天気予報より申込みの方が速いとき普通にあります)
「確実に内見できない」理由はシンプルです
賃貸の募集はリアルタイムの椅子取りゲームです。
業界の形として迷惑をかけているのは否めませんが
掲載はいまこの瞬間の保証ではなく掲載時空室だった情報になりがちです。
そして動きはこうです。
- 申込みが入る
- 一旦募集停止になる(内見不可になることもある)
- 審査が通ればそのまま決まる
- 通らなければ再募集(内見復活)
だから内見可否は「今日の現時点」では確認できても「内見や来店当日まで確実」とは言えない。
これはもう構造です。性格の問題じゃない。
じゃあ「確実じゃないなら行かない」は正解か?(もったいない話)
ここが今日の本題です。
「確実に内見できないなら行かない」って頭は良さそうに見える。
でも賃貸ではこの選択が一番損になりやすい。
なぜか。
賃貸で勝つのは「確実を要求する人」ではなく確率を上げる段取りができる人だからです。
確率を上げる現実的なやり方
- 候補を1件に絞らない(同日で2〜3件組む)
- 内見前に条件の優先順位を決める(迷いを減らす)
- 空室確認は当日直前にも入れる(タイムラグ対策)
- 現地集合+短時間で判断(動きの速さが正義な日もある)
「確実じゃないからやめる」より、
確実じゃない前提で勝てる動き方に変える方が結果的に一番確実に近づきます。
不動産屋は敵じゃない。むしろ不確実性を減らす係です
これ心から言いたい。しそこで不動産賃貸仲介に従事する人間に価値が出ると思ってます。
営業マンは部屋探しの邪魔をする敵じゃないです。
(もちろんそう見える人がいるのも知ってます。業界的に反省点はあります)
ただ本来の価値はここです。
不確実な世界で確認・段取り・比較軸を整えて無駄打ちを減らす。
つまり営業マンの仕事って押し売りじゃなくて不確実性の圧縮です。
そしてもうひとつ。
ご案内した物件を見送ることに億劫にならなくて大丈夫です。
断りづらいとか申し訳ないとか思わなくてOK。
こちらは押し切って決めてもらいたいわけじゃなくてもっといい物件を一緒に見つけたいだけです。
「確実に内見できる?」の代わりにこう聞くと強い
確実を求めるのは自然。
でも質問を少し変えると現実的に勝ちやすくなります。
- 「現時点で内見可否は確認できますか?」
- 「当日朝も空室確認してもらえますか?」
- 「もしダメだった場合の代替案も同日で組めますか?」
- 「内見前に優先順位を整理したいです」
この聞き方に変わった瞬間部屋探しは“確実の要求”から“勝ち筋の設計”に変わります。
「確実じゃない」を前提に確率を上げる段取りを組みます
内見前に条件整理→候補の組み方→当日確認→代替案まで、
“取りこぼしが少ない進め方”に整えます。お気軽に谷島までご相談ください。
※オンラインOK/現地待ち合わせOK/「確率を上げたい」相談だけでもOKです
